ガーデニング霊園には墓石がない

従来のお墓は、墓地の決まった区画に墓石を立てて、その下に遺骨を納めるという形ですが、近年人気を集めているガーデニング霊園は異なります。ガーデニング霊園とは、その名の通りガーデニングのように仕立てた霊園の中で、ひとつの樹木などをシンボルとしてその下に遺骨を納めるという供養の仕方を言います。墓石は基本的にはありません。まるで自然の中に眠っているような感覚で、安心感を覚える人が多いようですよ。

火を使ってはいけない

ガーデニング霊園は、墓石ではなく樹木や植物が多い霊園です。場所によっては里山のような雰囲気があることもあり、乾燥する時期では火を使うことが禁じられていることもあるので注意してください。火を使ってしまうと、木や植物に火が移って火事の原因になりかねません。一気にほかの人のお墓も台無しになるので守ってくださいね。

お供え物が置けないことも多い

墓地や霊園の運営方針によって異なりますが、お供え物を置けないことも多いので注意してください。一人一人のお墓の区画を区切っていないような場合には、花瓶などのお供えする場所があらかじめ設けられていないこともあります。また、ガーデニング霊園というように、どこにどの植物を植えるのかをきちんと設計して作っているため、お供え物によって景観を崩すことを禁止していることもあります。あらかじめ確認してからお参りに行くようにするといいですよ。

シンボルツリーの前で供養

ガーデニング霊園では、墓標代わりに樹木を植えることがあります。一本の樹木周辺に複数人の遺骨が納められるので、お墓参りはシンボルツリーの前で行うことが一般的といえるでしょう。お参りという実感が少なくなるので、きちんと考えて選んでください。

いせやでガーデニング霊園